2015年のJ1リーグも残すところ3戦。サンフレッチェ広島は、現在、セカンドステージ首位、年間順位も首位とこれ以上ない出来を見せてくれてます。
残り3戦ということで、これまでの振り返りと終盤への意気込みと注目ポイントについてまとめてみました。
2015年のサンフレッチェ広島
サンフレッチェ広島の攻撃システムの特徴でもある1トップ2シャドー。今期は昨年までこのポジションで絶対的なレギュラーであった選手が2人もいなくなってしまった。どうなるんだろう。。。?と心配されましたが、そんな心配など無用だったというのはこれまでの成績が証明しています。
ここまでの年間成績が、20勝6敗5引き分け。獲得勝ち点は65で、すでにサンフレッチェ広島史上最高勝利数、最高勝ち点。すごいの一言です。
「個」の力
今年のサンフレッチェ広島を見ていて、これまでと変わったと一番強く感じる点は「個」の力。これまでのサンフレッチェ広島だったら、相手に先制点を奪われて、守備固めされるとなかなか得点できず、そのままゲームセットというパターンになる時が多かったけれど、今期は違う。ここ最近のホームゲームを見るとそうでもなかったりするけれど。。。
ただ、シーズン全体を通してみると、守備固めされても得点できる術を身につけることができてると言えると思います。
その術の源になっていると感じるのは「個」の力。起点となっているのは、ミキッチ、柏の両サイド。両サイドが強いと、相手も両サイドをケアする必要がでてきて、両サイドをケアすると、今度は中が空く。中の方は、いろんなところに顔を出せて、決定力もある、柴崎とドウグラスが大ブレイク。
極めつけは、後半途中から出場が定番となっている浅野のスピード。
もちろん、基本的なベースがあってこそ生きる「個」の力。今のサンフレッチェ広島のベースは、守備システムであり、磐石の3バックと2ボランチ。そして森崎和幸と青山敏弘のゲームコントロール。
佐藤寿人のゴール足踏み
なんか、J1リーグ最多得点記録まであと1点とせまりつつも、ここ数試合得点できないままでいる佐藤寿人。なんでだろうとも思うけれど、試合見ていれば得点できないのもまあ当然かと。寿人がゴールできる位置までまともにボールが入ってきていない。
優勝争いしているせいもあってか、チーム全体として攻撃の多彩性が少し色あせているかなと。このへんはサンフレッチェ広島のまだまだのところだと思います。
残り3試合の注目ポイント
残り3試合、対戦相手はアウェーで甲府、G大阪。ホームで湘南。けっこうややこしい対戦相手。今の状態だと、守備をがんばりつつ、セットプレーでの得点か、個の一発でしか勝機は見えないかも。。。
セカンドステージ優勝、年間1位獲得のためには当然勝たないといけないわけだけど、サンフレッチェ広島と同じように対戦相手だって、試合に勝ちたいし、鹿島もセカンドステージ優勝したいし、浦和だって年間1位は絶対に取りたいはず。
ゲームの中でしっかりとできたチームが結局勝つんだ。
サンフレッチェ広島のやるべきこと。たくさんあるけれど、ポイントは「運動量」だと思います。攻守の切り替えやフリーランニングといった運動量。特に、甲府、湘南戦はこれがポイントだと思います。そこさえ上回れば、サンフレッチェ広島の選手達の力ならば、守備も安定させることができるし、攻撃だってうまく回るはず。
G大阪戦は。。。事故が起こるのを期待するかな。