2日前のホームでの仙台戦に敗れたため、早々と予選敗退が決まってしまった今年のナビスコカップのサンフレッチェ広島。それはもう過ぎたことでしょうがないとして、今日の試合を含めてのナビスコカップは実質、消化試合になってしまった。
で、その消化試合をサンフレッチェ広島はどうやりきるのか?ってのが残りのナビスコカップ予選の注目ポイント。
今日のサンフレッチェ広島の方向性は、1週間後のリーグ戦に向けた調整という面と、あとはやっぱりホームゲームなので、なんとしてでも勝ちがほしい。というメンバーで試合に挑んだみたい。
一方、対戦相手のサガン鳥栖の方は、まだ予選リーグ突破の可能性が十分残されてる。けど、メンバー的には、やはりリーグ戦に向けての調整が第一というところだったのかな?
サガン鳥栖vsサンフレッチェ広島
で、思い出されるのは4月にベアスタで行われた一戦。この試合は、守りを固めるサガン鳥栖がサンフレッチェ広島をほぼ完璧に抑えきって、奪った1点を守りきった試合。
自分としてはこの時の試合が悔しくて悔しくて、いまだに頭から離れない。だから、今日も鳥栖の守備は堅いだろうな~って予想は、嫌というほど頭の中にあった。
あとは、サンフレッチェ広島スマホサイトにあがっていた、前の仙台戦のレビューの内容がかなりずしりときた。かつてのサンフレッチェ広島の名選手サンパイオの話で、「いい試合をするだけじゃダメ。勝利のためには激しく戦うことも必要」といったニュアンスの内容。
ということで、試合前に考えていたのは、
- 鳥栖の堅いブロックを崩せるか
- 勝利のためにいかに激しくファイトできるか
ということ。試合開始!
やはり堅い サガン鳥栖
鳥栖の守備はやはり堅い。何がいいかというと、まずは選手の切り替えの速さ。あと、守備の時の選手間の距離がすごくバランスがいい。みんなが均等な距離を保つようにボランチがうまくやってる。ほんとによく訓練されてるなっていう印象。
サンフの方は、両サイドが高いポジションでワイドに開いていて、そこから鳥栖の守備を打開しようとしてるのは、はっきりわかった。鳥栖ががっちりしてる状態で崩すってのは、やっぱり難しかったけれど、何度か突破してあわやという場面も作れてはいたので、あとはもう少しの精度とアイディア。
で、試合はサンフが先に2点先制。ゴールの形はフリーキックとPK。難しい状況の時のセットプレイでのゴールはやっぱり効く。おろそかにしてちゃいけないし、狙っていかないとダメでしょ。
サッカーは格闘技
そこからは、一時、鳥栖に押されかけ嫌な流れに。でも、その後のサンフレッチェ広島の選手達のファイトは見ごたえがあった。
「サッカーは格闘技」
こんな格言もあるように、闘うことで相手の体力を奪ったり、相手のメンタルを揺さぶるってことも勝利のためには絶対に必要。びびったり、不安そうに試合してて勝てるもんか。第一、そんななよなよしたチームの試合なんて、見てるだけで元気がなくなっちゃう。
サッカーの内容が、すごいとか、おもしろいとかも大事だけれど、それと同時に闘うってこともすごく大事。見てる側としては、応援しているチームの選手達がファイトしてるのを見ると、すごく熱いものを感じる。
まさに、そのファイトを今日のサンフレッチェ広島の選手達は見せてくれた。
今年の鳥栖が今日ほど大量得失点差で負けた試合って、今日が初めてじゃないかな?自信持っていいと思う。というか自信はいつも持っていないと。それと同時に完璧なんてのはありえないんだから謙虚な気持ちも必要。と自分に言い聞かせる(笑)
中断期間でのナビスコ敗退はリーグ戦に向けていい薬になったかどうか。それは、来週から再び再開されるリーグ戦の結果が教えてくれることでしょう!