名古屋戦前日 VS結果を求めるプレッシャー


明日、サンフレッチェ広島は、ホームで名古屋グランパスと対戦。Jリーグの試合は年間何十戦もあるんだけど、この今回の試合ほどいろいろな話題がある試合はそうそうないです。

名古屋戦 前日練習 水本復帰

サンフレッチェ広島のチーム状況的には、7月に厳しい戦いが続いたものの、ここ2試合はしっかりとした試合を進めてきて2連勝。いい時の調子が戻ってきたと思うし、7月の調子の悪い時期を体験したことで、また1歩チームとして成長してきたような感じもします。

2連勝中のサンフレッチェだけど、今回の試合の大きな話題と言えば、なんといっても水本の復帰。頭蓋骨骨折、硬膜外出血から3か月ちょっとで復帰ということで、自分としてはほんとに大丈夫なん?・・・・って気もするけど、本人がやってるんだから大丈夫なんでしょう。

今日の名古屋戦前日練習も、ヘッドギアをつけて、なんなくこなしてました。堅実な守備は相変わらずの様子。ただ、ちょっとまだ、激しい接触プレーは避けてたかな~って感じたくらいです。いきなりスタメンは厳しいだろうから、まずはベンチ入りから。もしかしたら明日はベンチ入りの水本を見れるかもしれませんね。まあ、たぶんベンチ入りするような気がします。

あと気になったのは、チュンソンは水曜日に日本代表戦に出場したこともあって、今日は別メニュー調整。スタメンで出てくるかははっきりとはいえないけど、たぶん出さざるをえないかなと思います。

明日のスタメンが予想されるメンバーの調子は、今日ははっきりいってミスも多くて、見た感じでは、よし!いい調子!とはとても言えない出来。でも、前日練習だし、調整が第一目的なので、前日練習がどうだったからといって気にすることはないかなと思います。

他に、自分が「おぉー!きてるぞ!」って思ったのが、西岡くん。今日は洋次郎をほぼ完璧にシャットアウト。オーバーラップからのシュートもあまり知られていないけど、実はものすごく上手い。あとは、スピードへの対応が・・・・そこをクリアさえすれば、自分が監督だったら今すぐにでもスタメンで使いたいようなプレーしてました。

コカスタ仮設スタンド開催

明日の試合の大きな注目点が、コカスタで仮設スタンドを設置しての試合っていうこと。

いろいろともめにもめて、これまで大きな話題にもなってきた仮設スタンド。おこったことはしょうがないとして、それでもなんとか新しいことにチャレンジしようとしたクラブの方針を自分は賞讃したいと思います。

今日の前日練習の時もいろいろと準備してました。見た感じだと、サポーターシートは、えっ・・・って感じだったけど、バクスタの仮設スタンドはかなり良さそう。

コカスタは、ビッグアーチと比べると、バックスタンドでもピッチとの距離は近い方です。それが仮設スタンドによってさらに近くなる。ピッチとスタンドの距離が近いことの素晴らしさ=サッカー専用スタジアムの良さをみんなに感じてもらえる絶好の機会になると思います。

たぶんバクスタに座った人ひとりひとりの声や反応が選手にダイレクトに届くよ。

選手とサポーターの試合中の関係で自分が思い出すのは、2008年のベアスタでの鳥栖戦。ベアスタは、スタンドの傾斜が大きい球技場で日本でも屈指のスタジアムとして知られています。

その時は鳥栖も調子がよくて、試合はサンフが攻めるもののなかなか相手を崩せなくて、厳しい戦いでした。

そんな厳しい状況でも、あと1歩という攻撃を続けるサンフ、そして惜しいシュートを打ち続ける寿人。

スタンドのサンフサポーターも「惜しい、惜しい!もうっちょっともうちょっと!」って言って、どんなにシュートが外れようとも、シュートを打つたんびに選手を拍手と声援で鼓舞してました。シュートが外れて、文句を言う人もいなかったし、残念っていう感じの人もひとりもいなかった、

寿人自身は悔しくてくそー!って思ってただろうけども、もっと!もっと!もっと!って鼓舞する僕らの方を寿人が見たとき。

これが自分の今でも忘れられない瞬間。

寿人は僕らに最高の笑顔を見せてくれました。自分は寿人のこの時の笑顔が『大丈夫。この後自分が点とるから』って言ってたように思います。

その後、寿人が本当に執念のゴールをあげて、僕らの方にやってきてみんなで歓喜の絶叫。あとは鳥栖の猛攻を耐えてサンフが勝利。これは、自分のサポ生活の中でも、今でも忘れられないすごく嬉しい体験です。

こんな体験をサンフの試合を見に来てくれた人みんなに味わってもらいたい。

だから、どんなに厳しい状況だろうとも、選手を励まして、鼓舞して、応援してもらいたいなって思います。サンフの選手は絶対に応えてくれる。

あとは、仮設スタンドで席数を増加したにもかかわらず、チケットは前売りの段階で全席完売ということについて。

ただでさえ、暑い日が続いているし、コカスタに過去最大人数の観客がやってくる。間違いなく修羅場になる。

こういうときこそ、サポーター同士でもみんながいい気持ちで見られるような思いやりの心が大切だと思います。

サポートするのは試合中の選手達だけじゃないから。クラブの新しいチャレンジに対して、みんなでサポートしましょう!

VS結果を求めるプレッシャー

アウェーの名古屋戦、ナビスコ川崎戦と復調を見せてきて、続くホームの清水戦でついに快勝。アウェー甲府戦をなんとか耐えて見事勝利。そうやって徐々に勢いをのせてきて、ホームで名古屋をぶち破る!

現実になってきたね。

『結果は求めるものじゃなくてついてくるもの』

勝ちたいと思うだけじゃ結果は得られない。勝つために、しっかりとやるべきことをやり続ける。それを継続することで、次第に結果がついてくるようになる。これは勝負事や人生にとって、大事なメンタルの考え方のひとつ。

振り返ると、サンフの場合は2007年に大ショックが起こって、そこから2008、2009、2010と、『We fight together』というに代表されるように、結果はとりあえずおいてきて中身にこだわるっていう方針を続けてきたと思うんだ。それがいい方向にいった自分は思います。

今年のスローガンは『タイトル奪取』。これは明らかに結果にこだわったスローガン。

自分ははっきり言うとこのスローガンはあまり好きじゃないです。それは、結果にこだわるあまりにそれがプレッシャーとなり、本来の自分達の力が出せんようになる気がするから。

でも、本当に強いチームっていうのは、『結果にこだわる』ことを意識しつつ、そのプレッシャーをはねのけ、逆に『結果にこだわる』ことを力に変えられるメンタルを持ったチームだと思う。

7月の調子が悪い時は、内容も良くないときがあって、結果は求めるものじゃなくてついてくるもの・・・なんていろいろと考えたけど、ひとつ言えることは、サンフレッチェ広島は『結果にこだわるプレッシャー』をはねのけた。ということ。

だから7月から8月にかけて、サンフはまた1歩成長できたと自分は実感してる。今のサンフならどんなプレッシャーも跳ね返せる。

だから、敢えて言う。

『2011年Jリーグ サンフレッチェ広島にとっての大一番はここ!』

ディフェンディングチャンピオン名古屋グランパスは、現在14試合負けなし。名古屋の勢いを止めるのは、サンフ以外おらんよ。ここで名古屋をぶち倒して、今度は自分達が大きな自信を得て、勢いにのっていく。

今はそのことしか考えてないし、絶対にできるはず!





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