バルセロナvsレバークーゼンが終わった後、
地上のどこに浮上するかわからないバルセロナの地下鉄。だけど、地下鉄L5コイブラン駅からサンツ駅方面は、サンツ駅構内の出口に浮上できました。
ほっと。というのも試合終了したのが夜の10時30ぐらいなので、サンツ駅につくころは夜の11時。
夜の11時ともなると、サンツ駅構内もさすがに昼間のようなにぎやかさはまったくなし。お店もほとんど閉まってる。タクシー乗り場には警備員の方が何人かいました。それに気をよくしたのと、カンプノウでバルサの試合を見れた感激もあって、サンツ駅前で一服。
バルセロナに行く前はご愁傷さまですとまで言われたサンツ駅。外務省から犯罪注意場所と指定されてるサンツ駅。そのサンツ駅で深夜に一服・・・・
ついさっきまで、カンプノウでバルサの試合を見てたんだよな~と感慨にふけっていると、ひとりのごろつきが自分の方にやってきた。なんだこんにゃろー。日本人なめんなよ。というても、ヤローではない。ヤローが多いのはトッテナムのホワイトレーン。バルセロナのはごろつき。ごろつきといっても日本で言う、仕事帰りに飲み屋街で飲みまくったサラリーマンのおっちゃんというところ。
おっちゃんA 「お金出すから、タバコ1本ちょうだい。」
なんだ、たばこか。1本ぐらいあげるよ。お金はいいって。と1本あげる。すると、おちゃんは笑みを見せながら、自分がセキュリティのためにと持ってた、バルサのタオマフを指差して、
おっちゃんA 「バルサ、シエテ(7)、えっへっへっへっへ」
自分 「シエテ(7)、シエテ(7)、えっへっへっへっへ」
とひとことかけて、去って行く。すでに、バルサの快勝は街に伝わってるみたい。しばらくすると、また別のおっちゃんが自分の方によってくる。
おっちゃんB 「たばこ1本ちょうだい。」
またか!はいはい。とたばこを1本あげると、笑顔で去って行く。で、またしばらくすると、またまた別のおっちゃんが自分の方によってくる。
おっちゃんC 「たばこ1本ちょうだい。」
ええかげんにせえ(笑)
これだけこられると本気でうっとおしくなってきた。たばこを1本あげてここらへんでもうホテルに帰ろうと。たばこをあげるとおっちゃんが笑顔でなんか言ってきた。
おっちゃんC 「※○※□×※△・・・・・・(スペイン語)」
自分 「スペイン語わからんって(日本語でしゃべれ、こんにゃろー。どう見ても外国人なんだからせめて英語でしゃべりやがれ。)」
おっちゃんC 「※○※□チノ?※○※□ハポン?」
ん?ハポン?hapon?確かスペイン語のjは日本語のハ行の読みだから、japon。japon!どうやらどこの国の人か聞いてるらしい。
自分 「おー!ハポン!ハポン!」
おっちゃんC 「ハポン!ハポン!」
自分 「ハポン!ハポン!(なんだこりゃ?)」
おっちゃんC 「ユー、ハポン、アミーゴ、バルセロナ、アミーゴ」
言ってることはなんとなくわかる。
おちゃんC 「(飲み物を飲むジェスチャーをしながら)いっしょに飲みに行こうぜ!」
自分 「(行くか、ボケ!)もうホテルに帰る。」
おっちゃんC 「そうか、チャオ」
と、退散。身の危険を感じるようなことはなかったけれど、もしかしたらこんなんがおるから、サンツ駅は注意場所に指定されてるのかもしんない。まあ、警備員も近くにいたしね。
ホテルについてからは、次の日の朝の飛行機で日本に帰るから、すぐに就寝。
バルセロナにはわずか半日ほどの滞在だったけれど、日本にいる頃、写真ですごいな~と見ながらも、自分が生で見るなんてことはま~ないだろな~と思ってた、サグラダファミリアとカンプノウでのバルサの試合を見れたことはすごくうれしかった。
危険情報もたくさんあって、日本人にとっては、確かにリスクはあるんだろうけれど、それ以上に街の雰囲気は非常にポジティブなものでした。
またいつか時間とお金があれば行ってみたい。まあたぶんよっぽどのことがない限り、二度と来ることはないと思う。
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