ピカデリーサーカス駅のプラットホームに行くと、もう人がわんさか。プラットホームにはアーセナルグッズを身につけている人もいれば、ミラングッズを身につけている人もいたり。とりあえず、面倒なことは起こしてくれるなよと(笑)
で、地下鉄にのると、さっそくミラニスタが歌いだす。まじかよ・・・・・
歌っている人達は実に楽しそう。この人達はアウェーのロンドンで、しかもスタジアムに向かう地下鉄の車内で堂々と歌って、危険は感じないのだろうか。アーセナルサポーターもさすがにうっとおしく感じたのか、アーセナル!アーセナル!と叫びだす。車内で(笑)
日本ではまずありえない光景。広島のアストラムラインなんかだと、アウェーチームのグッズを身につけている人がいたとしても、無言のプレッシャーでじろじろまわりが見たりするだけ。ある意味日本の方が怖い?
地下鉄の車内で歌いだすとか。周りの人もとりわけ取り乱す様子もなかったし、ヨーロッパではこれが普通なんでしょう。
そうこうしてるうちに、エミレーツスタジアム付近のホロウェイロード駅に到着。降りる人があまりにも多かったので、次のアーセナル駅で降りることに。
アーセナル駅でも降りる人はわんさか。駅から外に出ると、人でいっぱい。まあ、試合があるんだから当たり前といえば当たり前。十分想定内の範囲です。
アーセナル駅からスタジアムへ行く道の間にはアーセナルグッズの露店。食い物系はいっさいなし。スタジアムで何かを食べるという文化はイングランドにはあまりないみたい。日本だとスタジアムグルメって注目されるのにね。サッカー見るのに飯なんて食ってる場合じゃない!ってか?
夜のエミレーツスタジアムの外観は昼間とは違ってライトアップされててすごくきれい。ミラニスタ以外は特にわいわいやっている様子もない。Jリーグの試合だとスタジアムの外でいろんなイベントをやってるけれど、エミレーツスタジアムではまったくなし。平日の夜だからかな?それともそもそもそんなのやらないのかな?
あ!馬がおる(笑)これにはびっくり。馬がいたら悪さはできんだろと。それぐらい威圧感たっぷりで、近くで見るとくそでかい馬。といっても実際に悪さがおこったときに馬がつっこんでいったらもっと大騒ぎになるような・・・
スタジアムは試合開始の1時間前にゲートオープン。日本と比べるとかなり遅め。6万人も入るのに1時間前にゲートオープンとか大丈夫?全然大丈夫!。ここは広島ビッグアーチじゃなくてエミレーツスタジアム。入場口なんか100個近くもあるんだから、それだけにスタジアムに入るのもすんなり入れます。そんな感じですんなりとスタジアムイン。
プレミアの荷物チェックは厳しいと聞いてたんだけど、荷物チェックなんかまったくなし。チャンピオンズリーグだから?いや、チャンピオンズリーグの方が厳重にチェックが必要な気が、まあいいや。
シートは、入場ゲート、ブロック、列、座席番号で別れていて、スタジアム内で自分の席を探す。
スタジアム内には案内看板もたくさんあったので、はじめてでも、すぐわかりました。シート位置は全部代理店におまかせ。もう少し追加料金を払えば、サイドスタンドにしてもらえたりとかはできたけれど、自分はゴール裏も好き。テレビでは見られない様子がゴール裏からなら見れるからね。
おっほっ!これはものすごい眺め。エミレーツスタジアムだ!自分のシートはゴール裏のかなり最上段に近いところ。なんだけれど、ピッチはかなり近く感じる。これは不思議。これがサッカースタジアムのなせる業というところ。
横を見ると、オーロラビジョン。高さも同じくらい。この時、試合開始まですでに1時間をきっているのにスタジアム内はガラガラ。ミラニスタの席(写真の真ん中付近のコーナーフラッグ周り)は半分ぐらいはうまってました。
驚いたことにシートはクッションつきの個別シート。これは快適!
スタンドの傾斜は写真で見るとかなり急だけど、実際のところは、豊田スタジアムのように下を見て、こぇー!っていうところまでではない。豊田スタジアムはやりすぎでしょ。
と、エミレーツスタジアムのスタンドとピッチを眺めているうちにウォーミングアップのため選手がピッチに入場。ミラニスタ以外は、まったく盛り上がっていないスタジアム(笑)
イングランドではウォーミングアップをじっくり見るっていうサッカー文化はないんだね。
自分が座っているサイドではACミランの選手がウォーミングアップ。ウォーミングアップのやり方は日本とどう違うのかな?って楽しみにしてたけど、基本的には一緒。走ったり、ボール回して、シュート練習して終わり。
目の前でイブラヒモビッチががシュート撃っとる!そう思うだけで思わず笑ってしまう。信じられない光景。
ヨーロッパのスタープレイヤーなんだから、ウォーミングアップのシュート練習なんて百発百中。なんてことはない。イブラヒモビッチであっても、フリーの状態で豪快にシュートを外す。まあ、ウォーミングアップなので、たんたんと感触を確かめながら体を動かしている感じです。
ウォーミングアップが終了すると、少し時間をおいて、選手入場。チャンピオンズリーグアンセムがスタジアムに流れる。徐々にスタジアムのボルテージが上がってきました。この頃にはスタジアムのシートも8割ぐらいうまってた。でも、まだ満員じゃない。
エミレーツスタジアムの場合は、選手入場のあとに選手紹介がありました。
場内放送 「 Goal Keeper ! Wojciech Szczesny ! 」
サポーター 「オーイ!」
選手紹介の後、オーイ!ってサポーターが叫ぶのは日本といっしょ。違うのは、人気選手と微妙な選手との違いが露骨。若手のチェンバレン、エースのファンペルシーは大人気。おっ!パクチュヨン!って思ったら、ちらほらブーイングが・・・・・
ここに宮市がいたら、個人的にはもっと盛り上がったかもしれないけれど、宮市はこの試合の数週間前にアーセナルからボルトンにレンタル移籍していきまいした。
選手紹介のあと、
ミラニスタ 「 Milan ! Milan ! Milan ! Milan ! 」
アーセナルサポ 「 Booooooo!!!!!! 」
っていうこともありながら、いよいよ試合開始!
>>24.アーセナル vs ACミラン 【2012 UEFA CHAMPIONS LEAGUE 決勝トーナメント1回戦 2ndレグ】
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