ロンドン行きの飛行機の中は、エコノミークラスだったのに、すごく快適。
乗る前は、１２時間も飛行機の中におるとか、正気の沙汰じゃないぜって思ってたけど、いざ乗ってみると、さすが12時間のロングフライトになるだけあって、退屈しないようにそれなりの設備が備えられてた。
映画も見放題で、ゲームもついてる。人も少ない。人がいないもんだから、寝るのもみんなシート３個分をベットにしてぐっすり（笑）はじめはええんか？これ？っていう感じだったけど、CAさんも何も言わない。そういうものだと理解しました。
飛行機が今、どのへんを飛んでいるかがわかるモニター。数ある映画やゲームをさしおいて、自分の一番のお気に入りはこれ。ユーラシア大陸上部を横断！あっちゅう間に日本海を飛び越えたりと、普段では考えられない。ほんとにゲーム感覚。
サッカーゲーム。これはくそつまらん。
いろいろやったり、寝たりしてるうちに、気づいた時には、すでにスウェーデン、ノルウェー上空を飛んでた。あと３時間でロンドン到着というところ。
そのあとの３時間は長かったけれど、ロンドン上空に到達すると眠気は一気に吹き飛ぶ。ヒースロー空港ってロンドン市街地から割と近いところにあるから、着陸時には空からロンドンの有名な建物が見えてすごかった。
ヒースロー空港着陸時は、強風が吹いてて、ぐらぐら揺れながら飛行機は無事着陸。出発前からヒースロー空港は風が強いから、着陸怖いよってさんざんいじめられてて、いざ体験してみると、ほんとに怖い・・・・まあ、でも無事に着いたので、結果オーライです。
ヒースロー空港には、ターミナルが５個もあって、それぞれ、ターミナル１、ターミナル２とか番号で名前がつけられてる。ちなみに成田空港は第１ターミナルと第２ターミナルの２つ。それだけでもヒースロー空港がいかに巨大な空港なのかってのがわかります。
ブリティッシュエアウェイズの飛行機はほとんどがターミナル５にゲートがある。だから、乗り換えの飛行機とかもブリティッシュエアウェイズを使えば、全部がターミナル５で事は済む。このへんはすごく便利。
ヒースロー空港到着後は、案内看板に沿って迷路のような道を進むのみ（笑）入国審査場までの道が長い！現地時間ではすでに夜の９時すぎ。入国審査場についた時は、夜にもかかわらずいろんな飛行機からの審査待ちの人で大行列でした。
ヒースロー空港の入国審査は世界一厳しいと、なんか聞いた事があるけれど、実際のところ自分の感想では何が厳しいのかさっぱり。
審査の兄ちゃん 「なんでイギリスに来たの？」
自分 「観光！」
審査の兄ちゃん 「ツアー？」
自分 「YES！」
＜あとで考えると、ツアーじゃねえよな～と。その時は思わずYESとしか言えなかった（笑）何かあったら大事だったかも・・・と反省。＞
審査の兄ちゃん 「イギリスには何日間いるの？」
自分 「４日！」
審査の兄ちゃん 「その後はすぐ日本に帰るの？」
自分 「いや、バルセロナに行く！」
これで終了。パスポートにスタンプをポンって押してくれて、それだけ。持ち物検査とかは一切なかった。ちょっと拍子抜け（前にオーストラリアに行ったときは、食い物がないかとか、持ち物の靴に土がついてないかとかものすごく厳重に調べられたので）
入国審査が終了したのは現地時間で午後１０時３０分。やばい、終電にまにあわんかもしれん。預けた荷物もちゃんと受け取れて、ダッシュで電車乗り場へ。
電車乗り場への道は黄色の看板に【train】って黒字で書いてあるところを伝っていけばいいので簡単。
ロンドンって至る所での看板がただ単に文字だけが書いてあるだけじゃなくて、これが方向案内の看板だよって色でわけられてるのですごくわかりやすい。色の使い方がうまい。日本の道路案内も一般道路は青色で統一されててわかりやすいよね。そういえば日本の自動車交通はロンドンを参考にしたんだっけ？案内看板も関係あるのかな？
電車乗り場についたら、まずは自動券売機で予約してたチケットの受け取り。はじめは、やり方がわかんなかったけど、なんとなく【prepaid】ってボタンを押したら、チケットの予約番号を入れる画面が出てきて、予約番号を入力したらチケットが出てきた。
チケットを受け取った後は、止まっていたヒースローエクスプレスに乗車。5分後ぐらいにヒースローエクスプレスは発車し、ヒースローセントラル駅でヒースローコネクトに乗り換え。その電車がまじでヒースローコネクトの最終電車でした。ギリギリセーフ。
ここで、ついでにヒースローエクスプレスとヒースローコネクトについて紹介。
ヒースローエクスプレスとヒースローコネクト
まあ、成田エクスプレスと似たような電車。ヒースロー空港とロンドン中心部近くのパディントン駅を結ぶ電車。ヒースロー空港のターミナル5とパディントン駅を始発終点として、途中の駅は、ヒースローセントラル駅（ターミナル１～３の最寄駅）のみ。いってみれば、ヒースロー空港とロンドン中心部を停車駅なしで、直結で結ぶ電車です。
ヒースローコネクトは、路線はヒースローエクスプレスと一緒なんだけど、ヒースロー空港のターミラル４から出発する。さらに、ヒースローセントラル駅とその他に途中で３つぐらいの駅に停車します。エクスプレスが快速電車ならコネクトは普通電車という感じ。値段は当然、普通電車のヒースローコネクトの方が安くて、確かヒースロー空港-パディントン駅間で8ポンドぐらいだったと思います。
で、ヒースローエクスプレスはターミナル５から出発して、もし次のヒースローセントラル駅で降りるなら、ただで乗っても大丈夫。ヒースローコネクトの場合も同じように、ターミナル４から出発して、ヒースローセントラル駅で降りるのなら、ただ。ヒースロー空港敷地内では、検札などないので、特に気にする必要もなし。
自分はこのシステムを理解するのにかなり時間がかかりました。現地で乗ってみてはじめて理解できました（笑）ややこしいったらありゃしない。
で、話しは、ヒースローコネクトに乗車した時に戻ります。
これがヒースローコネクトのチケット。チケットの真ん中にあるサインとマークは検札時のものです。２回も検札に来やがった。乗客は、終電なので、すごい少なくて、１つの車両に２，３人というところ。途中の駅で乗ってくる乗客も少なくて、2,3人程度でした。
ヒースローコネクトの車内から。ヒースローセントラル駅のプラットホーム。
ヒースローセントラル駅を出発してから、電車から見るロンドン風景は、夜なのであんまりわからず、なんとなく日本と同じような雰囲気でした。
電車に乗って２０分くらいで、終着駅のパディントン駅に到着。駅のプラットホームはドーム上の屋根に覆われてて、そのへんは日本とはちょっと違う雰囲気。深夜のパディントン駅は人通りも少なくちと怖い。
パディントン駅で電車を降りて、なんかお店はないかな～と、駅構内を歩いてると、いきなり、タクシー乗らないか？って３人ぐらいに声かけられる・・・・。自分が泊まるホテルはパディントン駅から歩いて5分くらいのところだったので、タクシーは使うつもりはまったくなし。例えホテルが遠くても、ちゃんとしたタクシーじゃないと乗れないって。
というか、いきなり話しかけてくるロンドン人。怖い・・・・・（笑）
とりあえず、腹は減ってるし、飲み物もほしいしで、パディントン駅にあるSainsbury’s（ロンドンの有名スーパーチェーン）で食料調達。500mlのペットボトルが1ポンドと、ロンドンは物価が高いと聞いていたわりには意外と安かったです。円高の影響でそう感じるのかな？
買い物して、お金を払おうとすると、ロビーニョにそっくりの店員さんが、
店員 「ちょっと忙しいからセルフレジで会計して！」
自分 「やり方がわからん。(￣3￣)」
店員 「まじかよ！ここロンドンだぞ！セルフレジも使えないなんてロンドンではやっていけんぞ。どこの国から来たの？」
自分 「JAPAN！」
とか、いいつつ。セルフではなく、普通のレジでお会計してくれました。タクシーの人といい、店員さんといい、ロンドンの人っていちいち馴れ馴れしい。。。
買い物のあと、中田英寿ばりの首振りで瞬時に周囲に危険はないかを確認しつつ、パディントン駅の外へ。外へ出ると、そこはもう日本でいつも見ている風景とはかなり違った外国の世界（当たり前だ）
信号待ちして、青信号になって渡ろうとしたら、歩行者信号は赤のまま。そのままずっと待っていても一向に青にならない歩行者信号。押しボタン式だった・・・・
ロンドンの横断歩道はほとんどが押しボタン式！だけど、ほとんどの歩行者は、信号など関係ない。車が通ってなければ渡る（笑。もしかしてこれが合法？かもしれない）
ほとんどの横断歩道は日本のようにゼブラマークはない。ゼブラマークの横断歩道は渡ろうとすれば車は必ず停車しなければいけない横断歩道ということをあとで知りました。
５分ほど歩いてようやくホテルに到着。もう緊張の連続（笑）
ホテルに着くと、深夜だったけど、事前に遅くなるって連絡してたので、受付で人が待っててくれました。自分のメールが伝わってたみたい。ようやくチェックイン。ホテルの人は、いかにも洋画で出てきそうな安宿のおっちゃんっていう感じで、ロンドンでのたばこの吸い方とか、交通ルールとか、いろいろ教えてくれて、すごくフレンドリーな人でした。と同時に普通に英語でやりとりできてる自分にびっくり。すさまじきハリーポッター効果です。
この日はsainsbury’sで買ったサンドイッチを食って早々と就寝。
飛行機が遅れてなければ、ビートルズで有名なアビーロードに行って、その後、パブ巡りでもしようと思ったのね！
成田空港からヒースロー空港、ヒースロー空港からホテルまで行く時間が、今回の旅で一番気を張った日でした。だから写真をとる余裕なんて、飛行機の中と電車の中でしかなかった・・・・
>>ロンドン&バルセロナ チャンピオンズリーグ観戦記 トップページ
RSS