今日、チュンくんのイングランド、サウザンプトンへの移籍会見が行われました。
自分は、チームの戦力として活躍できる選手や、チームに長年貢献してきてくれた選手の移籍は、しょうがないこともあるとわかってはいても認めたくないたち。サポーターのエゴっていえばその通り。なので、チュンくんの移籍も、ほいそれと「他のチームに言ってもがんばれよ。」なんてことは言えない。
会見でも本人が言っていたけど、1年間はずっと寿人の控えで、途中交代で試合に出ることはあっても、どうもぱっとしない。ゲームに入っていけないというか、まわりにあわせすぎてしまうというか。能力はあるんだから、何でもっと自分を出さないだ!ってな感じで、チュンくんが試合に出られない時期はずっとそんな感じで見てた。
でも、このまま選手として終わっていくとは思ってなかったし、試合に出られなかった時も、練習では誰よりも必死に走ってて、こういう選手にこそ成功が訪れてほしいな、ぐらいの気持ちで自分は見てた。そしたら、とんでもない大爆発をかましてくれた。
実際はチュンくんがサンフレッチェ広島に在籍した2年半で、本人もいろいろと成長しているんだろうけど、自分としては成長する過程を見たっていうよりは、一度名声をあびた選手がスランプで腐ってしまって、そこからいかにして復活するかという過程を見てきた感じ。
そんな感じだからこそ、振り返ってみたら、思いいれも強かったし、自分としてもイ・チュンソンっていうひとりのサッカー選手のストーリーの一部分を見ることができて、すごく勉強になることが多くて、有意義だったなっていう気がします。
今後は、チュンくんの場合は、おそらくサンフレッチェ広島に戻ってくることはないだろうっていうのは覚悟してる。でも、サンフレッチェ広島から海外に行く限りは、自分としては1年や2年やってダメだったから、Jリーグに戻ってくるなんてことは絶対にやってほしくない。これもサポーターのエゴなんだけど、そういうもんでしょ。サンフレッチェのチーム作りのスパンと一緒だけど、最低3年はチャレンジしてほしいかな。
まあ、どうなっていくかはチュンくん本人次第だけど、どうなっていくのかな?っていうのは、気になるし、すっごく楽しみ。
願わくば、プレミアリーグで活躍して、日本代表のエースストライカーとしてサッカー人生をまっとうして欲しい。新しい伝説を作ってほしい。そうなれば、イ・チュンソンのサッカー人生の一部を濃く見た人間の気持ちとしては最高です。
というか、やっぱりだめだ。いろいろ考えたら寂しすぎて泣けてきた。
とにかく、イングランドで成功してほしい。3年以内に帰ってきたら許さん。