第3回 夢スタジアムシンポジウム まとめ


本日行われた第3回夢スタジアムシンポジウムにいってきましたのでそのまとめ。

今回のシンポジウムの焦点は、

  1. 日本全国のサッカースタジアム建設運動の状況
  2. サンフレッチェ広島の歴史と現況

の2点。

日本全国のサッカースタジアム建設運動の状況

これは、サッカースタジアムについて興味がある人ならある程度知っているような話し。シンポジウムでとりあげられた内容をざらっとあげると、

  • 静岡、ヤマハスタジアム(ジュビロ磐田)・・・改修完了でこけら落とし実施。スタジアム内にショップが完成
  • 大阪(ガンバ大阪)・・・寄付金のみで建設予定、現在110億円集まった(目標140億円)。2015年完成予定。
  • 京都(京都サンガ)・・・京都府の亀岡駅前に建設決定
  • 北九州(ギラヴァンツ北九州)・・・小倉駅から500mの場所に市が建設想定。建設予定費89億円。2017完成予定。
  • 山形(モンテディオ山形)・・・山形駅西口に建設構想の動きあり。
  • 静岡(清水エスパルス)・・・現スタジアムの老朽化により東静岡駅前に建設構想あり

といった感じで、いろんなクラブ、地域でサッカースタジアム建設の動きがあると。最後の締めの言葉として、広島もはやく動いていかないと、新サッカースタジアムによる広島の街への寄与が薄くなるという発言が印象に残りました。

加えて、旧市民球場跡地にサッカースタジアムができたら。。。というイメージ図で、スタジアム内部のイメージが公開されました。

サンフレッチェ広島の歴史

これはサポーターなら知ってて当たり前というか。。。本当にタイトル通りの話しでした。

サンフレッチェ広島の歴史としてはクラブガイドにあるものそのものの発表。

特徴的なのは、サンフレッチェ広島が立ち上がってからだけではなくて、サンフレッチェ広島の前身である、マツダSC(東洋工業SC)の歴史も含めて紹介したところ。

前身の経歴を含めると、広島はまさにサッカー王国と呼べる輝かしいもの。

サンフレッチェ広島の現況

これもサポーターなら知っているような内容の話し。

  • ビジターの来客数が少ない
  • 後援会会員数は約2万人(Jリーグ全クラブでトップ5圏内)
  • シーズンパス所有者(2013)は4731人(Jリーグ全クラブでトップ10圏外、ちなみに浦和は2万人、新潟、FC東京は1万人)
  • 2012年度決算は2.2億円の黒字で純利益はリーグトップ。ただしこれはほとんどが優勝特需によるもの
  • 入場料収入平均単価が低い。スタジアムまでの公共交通機関の値段が高く、スタジアムで消費しずらい状況
  • 入場料収入平均単価のトップ7は全てサッカースタジアム
  • エディオンスタジアム広島でのチケット販売限度は1試合当たり34500人
  • 1試合当たりの試合運営費は約520万円
  • 1試合当たり15000~16000人が現状のサンフレッチェ広島の損益分岐点

感想まとめ

シンポジウムの内容としてはそれほど、目新しいものはなかったです。けど、これはやること自体に大きな意義があると。現に報道関係者もたくさん来てたし。

明日は、新聞やテレビで、サッカースタジアム問題としてまずは大きく取り上げられるのは間違いないかと思います。

エバンジェリストキット

ついでに、先週土曜日から、夢スタ実行委員会からエバンジェリスト(伝道師)キットなるものが配布開始されました。

内容はバッジとシールとパンフレット。バッジとシールはいいとして大事なのはパンフレット。「スタジアムは街づくりであり、多機能複合型スタジアムのいいところ」ってのはわかりやすくシンプルにまとまっててとっても上手。

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だけど、個人的には広島人がサッカースタジアム建設に対して抱いているポイントとは少し外れてるかな~と。先の参議院選挙でもそうだったけれど、広島人は新しいものにはすぐに飛びつくけれど、政治やお金、これからどうする?みたいな話しに関しては、すごく保守的。情けをかけることも特になし。

ということで、イメージや印象よりも具体的な数字やそのための策で、理論的に訴える方が効果的なような気もしなくないです。

でもこういうキットはあるだけで損はなし。これだけで話題になるし。

建設費に関してはこれから出てくる。。。かな?

 





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