ヴィッセル神戸VSサンフレッチェ広島【2011 J1 第12節】


前々節の甲府戦で、青ちゃんと水本が負傷。そして前節でカードをもらってしまって、チュンソンと森脇が出場停止。主力メンバーがごっそり抜けてしまって、試合前からこの試合は厳しいぞと見られていたことは、自分も理解してました。ただ、それでも、大丈夫、大丈夫って内心は思ってました。それは、ボランチに森崎浩司がいるから。

って思ったら、浩司・・・いねぇ・・・

急な発熱ということだそうです。後だしじゃんけんみたいだけど、浩司がいないことが相当痛かった。

スタメンのボランチは丸とトミッチ。2人には悪いけど、ぶっちゃけて試合開始前に自分が思ったのは、こりゃぁ試合にならんだろうっていうこと。サンフのサッカーにとって、2枚構成のボランチっていうのは、チームの攻守を担う重要なポジションだし、2人ともがあまり経験がない選手にするっていうのは、正直ありえないだろって。ミシャが何を考えたのかは正確にはわかんないけど、トミッチが技術を持っていることは自分も知っているので、試合の中でトミッチが何かつかんでくれればな、という感じでミシャも送り出したのかなと思います。

で、試合は、内容的には、やっぱり厳しかったな~っていうのが試合が終わって思うところです。

前半は守備はそれなりに出来てたと思うけど、攻撃はトミッチを慣れさせるために終始したような感じで、どこかで何か起こらないかな~っていう感じで見てました。後半は、カズや中島もどんどん前に出て、超攻撃的にいったけど、結局はゴールを奪えず敗戦。

試合を通じては、トミッチがどんどんサンフサッカーにはまっていっている感じは受けました。

それ以上にね、チームとしては、何が何でも負けたくない、勝ちたいっていう気持ちがプレーを通してすごく伝わっきた。正直なところ、リスクを背負って攻撃に出ることは、やってる選手達もすごく怖いって思うんだ。それでも、サンフの選手達は勝利のために、ゴールのために、どんどん前に出ていってチャレンジしていく。

今回はそれが結果にはつながらなかったけど、そういう気持ちは間違いなく次につながる。試合終盤なんてがんばれ!がんばれ!って自然に声が出ちゃうようなプレーの連続だったし。

サッカーやってる選手やスタッフは、くっそくっそくっそ×100倍以上悔しいと思う。

自分自身もくっそ悔しいっていう思いはあるけど、サポーターとしては、今回のサンフの姿はすっごく誇らしくも思います。ということで、負けちゃったけど、今シーズンの中で今日の試合は自分が一番心が打たれた試合でした。

改めて思ったのは、今のサンフのサッカー、メンバーは本当に最高だし、大好きっていうこと。次の試合がんばろ!

ついでに、

サンフレッチェ広島のロンドン五輪世代

今週のサッカー週間誌にサンフの今の選手状況に対して、こんなことが書かれてました。

「アテネ&北京五輪世代が主力だが、ロンドン五輪世代の選手がおらず将来が不安。」

サンフのメンバーにロンドン五輪世代の選手は当然いるっちゃあいる。むしろ多いんだけどね・・・。

サンフの中で五輪代表にもっとも近いのは、丸谷と横竹。2人ともサンフのサッカーを安定して実践できる選手っていうのは、もう間違いない。それは今日の試合を見ても思いました。だから常に試合のメンバーに入って、試合にもそこそこ絡んでいけてるはずだしね。

ただ、サポーター目線で言うと、おそろしく物足りない。

あえて心を鬼にして言うと、おまえら無難すぎ。見ていておもしろくない。もっとチャレンジして、自分をアピールしろよって。おまえらがやってくれんと、誰がやるん?

練習も誰よりもたくさんしてるし、丸谷や横竹だけじゃなく、今回の試合でメンバーに入った淳也や鮫島に関しても言える事だけど、サンフの選手の中にはロンドン五輪で代表の主力をはってもいい実力を持った選手はゴロゴロいる。

チームの状況的にも、若い選手がチャレンジしていくっていう事自体も、難しいのはよ~くわかるけど、それでもやらなきゃ。じゃないと先はないよ。これは自分にも言えることだな~(笑)

サンフのロンドン五輪の選手達がブレークする。そんな瞬間が訪れたらサンフはもっともっと上に行くと思うし、そんな瞬間が今から楽しみで楽しみで仕方がないです。

って、今回の試合は、試合前から終わった直後までいろいろと感傷的に浸ってしまう内容でした。





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