サンフレッチェ広島vsアルアハリ【FCWC2012 準々決勝】


今後、サンフレッチェ広島がFIFAクラブワールドカップに出場できることがいつあるかわかんないので現地の豊田スタジアムに行ってきました。しかも贅沢にもメインスタンドで見るという暴挙で。

2010年にサンフが初めてACLに出場したときもそうだったけれど、このいかにも国際試合ですって雰囲気。最高です。サンフレッチェ広島のエンブレムの横にチェルシーのエンブレム。これだけでも相当しびれる。

スタジアムの外にはJリーグ杯の展示。Jリーグ杯だけでなく、各大陸のチャンピオントロフィー、クラブワールドカップのトロフィーも展示されてました。軽く言ってるけどこれはすごいよ!

2012FIFAクラブワールドカップ準々決勝の舞台は愛知県豊田市の豊田スタジアム。日本が誇る最高峰のサッカースタジアム!いつ来ても素晴らしいサッカースタジアムでピッチとスタンドを見るだけで、すごい!って言えるスタジアムです。

選手入場の時のFIFAアンセムでサンフレッチェ広島の選手がピッチに入ってくるときはもう大感動。サッカースタジアムだから選手との距離もすんごく近いし。夢みたいな瞬間でした。

その時の映像。しれっとカメラマンやってました。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=huKWpgy0ZCI[/youtube]

さて試合。

アルアハリ。。。強い。。。

アルアハリはアフリカ王者なんだから当然のごとく強いよ~とは思ってたけれど、試合が始まってみてあらためて、アルアハリのパススピード、フィジカルに驚愕。プレミアじゃねえか。。。これは。。。強い。さすがに強い。過去のクラブワールドカップでヨーロッパ、南米以外で決勝戦に進出したのはアフリカのチームのみ。

前半開始から20分すぎくらいまでは、こんなにすげえのか。。。と驚いてた。周作のアクシデントもありこれは厳しい。。。だけど、その後、サンフレッチェ広島が見せたサッカーにはそれ以上に驚愕しました。

アルアハリはディフェンスラインは高めにして、中央に対しては人数をかけてサンフの3トップをしっかりとケア。両サイドも1ON1で対応。サンフは攻撃時には最高でトップラインに5人が並ぶから、アルアハリの方も6バックライン状態。アルアハリはたぶんサンフの前線にボールが入るところでカットしようという意図だったと思います。

それをサンフがいかに崩すか。

これが広島!これがサンフレッチェ広島!

その過程で見せたサンフの両サイドの裏への抜け出しであったり、中央を固められてももはやミラクルとも言えるようなパスワークと連携でごり押しして、後ろから3人目が飛び出す形であったりと、厳しいハイプレッシャーをかいくぐる見事なプレーに何度驚いたことか。

これが広島!これが広島!これがサンフレッチェ広島!と、僕らサポーターが自信を持って人に自慢できるようなサッカーをサンフの選手達は見せてくれた。強い相手に対して、今期最高といってもいいくらいの、アイディアとスピードは出せていたと思います。

ハイプレッシャーのギリギリの中でハイレベル、ハイスピードで攻略する。その分よりハイレベルな精度が要求される。中を見てゆっくりあわせてなんてやってたら、今回の対戦相手アルアハリには絶対成功しない。

で、ゴール前までは行けてたんだけれど、フィニッシュのところが。。。あと一歩。本当にあと一歩の精度。

これもサッカーのひとつのドラマ

唯一余裕を持って運べた大チャンスと言うと、洋次郎のスルーパスに抜け出した寿人のGKとの一対一のシュートの場面。あまりにも余裕があったから絶対に決まった!って思ったけれど、寿人のシュートが外れた時は、えっ!?まさか!?って感じでした。

サンフレッチェ広島の中どころか、Jリーグの中でも高い決定力を誇る寿人のシュートではあるけれど。。。これもサッカー。

1994年ワールドカップ決勝戦でイタリアのロベルトバッジョのPKが大きく外れた瞬間。

2006年ワールドカップ決勝戦、フランスのジダンが相手に頭突きしたシーン。

それぐらいのインパクトとして、試合が終わった今でも自分の頭の中に鮮明にあの瞬間のまさか。。。というシーンがインプットされてます。

これもサッカーのひとつのドラマ。

本当にあと一歩のところだったから、2010年のナビスコカップファイナルで敗れた時ぐらいの悔しい気持ちはあるけれど、あの時以上にサンフレッチェ広島を誇らしく思う気持ちも出てきた試合でした。

終わったという感じはまだない。クラブワールドカップのサンフの試合はまだ残ってる。これで終わりじゃない。5位決定戦が残ってる。対戦相手はサンフと同じく準々決勝でモンテレイに敗れたアジア王者、韓国の蔚山現代。

日本サッカー史上で永遠のライバルと言われる韓国のクラブチーム。クラブワールドカップで日本と韓国のクラブチームが対戦するのはもしかして初めて?ACLのグループリーグでも激闘必至なのにクラブワールドカップでの対戦となるとどうなるのか。。。

韓国の上位チームとなら、それなりに勝てるチャンスもありそう?いやいや。Jリーグのディフェンディングチャンピオンや上位チームが挑んでは敗れ去っているアジアチャンピオンズリーグ。蔚山現代は今年その厳しいリーグを最後まで勝ち残ったチャンピオンチームだから。

だからといってびびる必要もない。今まで通り、サンフレッチェ広島をそのままぶつけてやればいい。クラブワールドカップでという舞台で対戦相手はアジアチャンピオンズリーグの王者で韓国のクラブチーム。

今シーズン最後のサンフレッチェ広島トップチームの公式戦としては文句なしの胸熱カードです。

試合は雪中決戦となりました。メインスタンドにいた自分にとっては屋根があるから雪は関係なかったけれど、とにかく寒くて泣きそうだった(笑)そんな厳しい環境でもサンフの国際舞台は見たい!

広島からは遠い愛知県豊田市にもたくさん集まったサンフレッチェ広島サポーター。





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