Get tough


「Get tough」

本当は、今シーズン「タイトル奪取」という目標を掲げたけれども、開幕戦がうまくいかず、ネガティブ志向が広がっていたサンフレッチェ広島にかける言葉として、ぴったりかな~と思っていた言葉です。

Jリーグが開幕して1週間。サンフレッチェ広島は、開幕戦は引き分けで、こだけど、スタジアムではミス連発のサンフに怒りの声も飛んでたし、サポーターもチームのサッカーが全然うまくいってないのを感じ取って、我慢してなんとか選手を後押ししようっていう気持ちが見られたりしました。そんなチームやサポーターに対して、これからこれからって励ましてたけれど、本音を言うと、これどうしよう・・・っていう感じで、先週は少し悩み続けてました。

そんなこんなで第2節の大宮戦に向けてどういう声をかけていこうかと考え続けていたけど、そんな悩みは3月11日に一気に吹っ飛びました。

広島では津波注意報は発令されていて。自分も昨晩は会社に出払っていて、会社が海沿いにあるので津波の警戒はしていたけれど危険な状況になることはありませんでした。広島での被害は皆無だけれども、テレビで延々と流れている被災地や原子力発電所の状況、緊急地震速報、いろんなところで地震が連鎖していてこっちでも地震が連鎖するんじゃないかって気にもなったりして、メンタル的には相当なダメージです。

大きな被害が出ている東北地方、そして余震が続いている東日本に住んでいる人は今の自分以上に相当なショックとダメーを受けているであろうということを考えると、本当に心が痛いです。

自分は技術者の端くれなので、今回の災害は津波で大きな被害が出ていること、原子力発電所の事故など技術的に気になることなどは多々あるけれど、正直それどころでじゃないです。

台風であったり地震であったり災害の多い国である日本は、人を守る技術においてはまぎれもなく世界トップレベルで、世間にはあまり知られていないかもしれないけれど、防ぐ技術だけではなく、災害が起こった時にどうするか、どうやって助けるかっていうことについても、僕が知っている中だけでも、たくさんの人が日夜研究してて、技術開発して、トレーニングをしてる。僕自身も使命感をふつふつと感じてる。

いろいろ不安になっている人や辛い思いをしている人が多いだろうけれど、こういう時こそ日本中が一丸となって、世界一の防衛救助技術を持っている日本を信じて、みんなで強い心を持って未来のために進んでいかなくちゃいけない時だと思います。

広島ビッグアーチでいつも試合前にサンフレッチェ広島スタジアムDJの石橋さんが言ってる言葉。

「日常の中でサッカーが行われる喜び」

普段は聞き流してるだけだけど、この言葉が今はすごくココロに響きます。サッカーだけじゃなくて野球やバレーなどなど、プロスポーツの一番の役割は、人々に元気と喜びを与えること。見ているだけで幸せを感じる。そんな日常が再び日本中のみんなに訪れますように。





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