ロンドンの交通機関


ロンドンの公共交通機関としては、地下鉄、電車、ダブルデッカー(バス)などがあります。テムズ川のボートなんてのもあります。ここでは、ロンドンの公共交通機関の利用方法や情報について自分の体験をもとに紹介します。

公共交通機関の切符(トラベルカード&オイスターカード)

ロンドンの公共交通機関を利用する場合、それぞれの乗り物の片道切符も売って入るけれど、旅行者にとっては、バス、電車、地下鉄で利用できる1日券を使うのが最も値段的にお得。料金体系を見てもらったら使わないバカはいないと思います。

その1日券なるものが、トラベルカード。紙の切符です。

地下鉄なんかは自動改札にこれを通せばOK。特にトラブルもなかったです。

もうひとつの切符がオイスターカードというカードで、これはカードにあらかじめお金をチャージしておいて、それぞれの交通機関の入口でタッチして運賃を支払うカード。広島でいうICOCAやPASPPYみたいなカード。東京とかの関東だったらSUICA?

上のケースは、オイスターカードを買ったらおまけしてくれました。

まあ、カードの機能よりも、まず気になるのはオイスターカードという名前。なにそのおいしそうなカード・・・・これは、広島のためにあるようなカードじゃないの?

オイスターカードとまったく関係ないけれど、広島にはオイスターロードっていうのがある。広島はオイスターの名産地。なぜロンドンの公共交通機関のプリペイドカードがオイスターカードなのかはわかんない。

で、オイスターカードはトラベルカードと違って、持ってればいつの日でも使うことができる。普通の片道切符と違ってオイスターカードがお得な理由は、まずひとつは、割引料金が適用されること。地下鉄なんか普通に片道切符を買うよりも半額以下。

お得な理由2つめは1日の上限料金が設定されていること。例えば1日に地下鉄や電車に何回も乗る場合、はじめのうちはカードにチャージしていたお金から、使った分の運賃だけ残額が減っていくけど、使った分の合計が1日の上限料金に達したら、あとは何回地下鉄や電車に乗ろうが運賃はただ。トラベルカードと同じような感覚。だからお得というわけです。

使い方も日本の地下鉄や電車のタッチするやつといっしょ。乗る前にタッチして、降りた後にタッチする。

バスの場合は・・・・わかんない。ダブルデッカーには乗ってないので(ロンドン行ってダブルデッカーに乗らんとかアホじゃんと言われそう)

旅行中、降りるときのタッチで、地下鉄で3回くらい、エラーになることがありました。地下鉄の場合は、自動改札付近に駅の係りの人が必ずいたので、エラーが出たっていうと「No problem」といって、改札を通してくれました。

なんでエラー?かはわかんないけれど、たぶん何回も出たり入ったりする時があったからかな?

オイスターカード? or トラベルカード?

これが今回のロンドン旅行での一番の悩み事でした。3月5日分は旅行代理店がオフピーク(後述)のトラベルカードをつけてくれたので、それを利用しました。3月6日はさあどうしよう。オイスターカードにしようかとラベルカードにしようか・・・

と、いろいろ調べているうちにわかったオイスターカードの問題点。

①オイスターカードは電車、バス、地下鉄で使えます。ただし、一部の電車駅では使えないこともあります。

どこだよ。使えない駅って・・・・・

②オイスターカードのタッチミスや残額不足でも罰金をとられる。

・・・・・・・・、怖い・・・・・・。

こりゃ、とラベルカードの方が無難じゃね。ということでトラベルカードを買ったのだけれど、ロンドン交通局・・・ってなことが発生。(詳しくは で)

結局、現地に行って、3月5日のピーク時に地下鉄に乗ることがあるかもしれんし、オイスターカードを買っておこうということにして、オイスターカードを現地の地下鉄駅で買いました。

電車の駅で使用できるかどうかは、ナショナルレールのホームページにのってます。

公共交通機関のZONEとピーク&オフピーク

ロンドンの公共交通機関(地下鉄&電車)ではZONE制が採用されてる。中心部はZONE1でちょっと離れるとZONE2、3、4というふうに。で、このZONEによって運賃が分かれてる。例えばzone1~4への移動はzone1内での移動よりも運賃が高いみたいな感じ。

交通機関を利用する時間帯によっても、運賃が違う。その時間帯はオフピークかオフピークじゃないかで分かれてます。オフピークは9時30分~16時までと19時以降。ただしこれはオイスターカードを使った場合。トラベルカードのオフピークは9時30分以降。なんだそれは?といいたくなるぐらいややこしいです。

地下鉄(Tube or underground)

ロンドンの公共交通機関は?というと、ダブルデッカー(2階建て)のバスが思いつくけれど、一般的で使いやすいのは地下鉄だと思います。世界ではじめて地下鉄が開通したのがロンドンらしい。さすが産業革命発祥の国。

ロンドンの地下鉄も日本の東京みたいに、~線というのが何本もある。

もう、路線図を見ただけでうわぁ~ってなる。地下鉄の路線図は郵便番号を間違えるロンドン交通局のホームページ(Maps)よりダウンロードできます。Tubeっていうところ。

ロンドンの地下鉄駅にも、ポケット版の路線図がばらまかれてます。

地下鉄の駅には、下の写真みたいに、赤丸に青い帯が入ったわかりやすいマークが地上に立ってます。

青い帯の中の文字は、場所によって駅名が入っていたり、UNDERGROUNDと書いてあったり。基準はよくわかんない。

駅入口からプラットホームまでの距離はピンキリ。個人的な感想としては、ディストリクト線は地上に駅があったりと、そんなに深くはない印象。

どこまでもぐるんや・・・・と思ったのはピカデリー線。まあ、なんだかんだいってこの旅で使った地下鉄駅で一番、深っ!って思ったのは東京の六本木駅だったりします。

地下鉄の駅の中には、ここは何線の駅で、こっちのホームはどこどこに止まるよみたいな案内板が出ているのでとっても親切。なので、乗り間違えることはない・・・・・・・?

ひとつのホームに複数の地下鉄線が停車する駅もあって、そこでは、ホームの電光掲示板の「~行き」で、次は何線の地下鉄かを判断しなくちゃいけない。中には地下鉄の車両に~線って書いてあるものもあったけど、見当たらないものもありました。なので、乗り間違うとしたらこのパターンだと思います。実は経験済(笑)油断したら絶対に乗り間違えます。

ドアは全部自動で開く。当たり前じゃ!・・・・・・。広島の冬の早朝電車は車内温度保持のためドアは押しボタン式であけるか手動であけるかなんだけど・・・・・・日本でもたぶん地域ごとによって違うのかな?ちなみにバルセロナの地下鉄のドアの開け閉めは押しボタン式でした。

電車(NR:National Rail)

ロンドンは、地下鉄やバスに加えて、電車の路線もたくさん集まってる。電車で特徴的なのは、自動改札じゃないってこと。だから、オイスターカードみたいなタッチ式のカードは自動改札があるもんだという日本での感覚があって、旅行前はえー!!なんこれ、どうするん?どうやって使うん?と調べまくりました。(旅行前は結局どうするんかわからんかった。)

現地に行ってみたらなんてことはない。ホームの入口や出口にタッチする機械がおいてあるので、そこにタッチするだけ。

これはウェンブリースタジアム駅においてあったもの。大きい駅ではタッチする機械の近くに係員がいて見張ってました。

電車のドアは、自分が乗った電車ではすべて押しボタン式でドアを開ける方式でした。

電車で気をつけたい点としては、本数が少ないということ。どの線にのるかでも変わってくるんだろうけど、自分が旅行中にのったチルトレン鉄道は30分間隔。ホワイトレーンに行くのに使った、なんたらアングリラ鉄道は15分間隔でした。東京のJRと同じような感覚で乗ると痛い目にあうかもしれません。普段広島にいる人は、いつもの感覚と同じぐらいでしょうか・・・・・・

電車の時刻表、各駅の情報、路線図はナショナルレールのホームページに全部のってます。

まとめ

ロンドンの公共交通機関はややこしい(笑)

けど、ダブルデッカーとか、地下鉄のマークは、それを見ただけで、ロンドンだ~ってわかるのがいい!

公共交通機関は街の特色そのものを表す。広島も路面電車とかアストラムラインとか、街の特色そのもの。ロンドンはまさにその通りだったな~って思います。

ただ、なんといってもややこしい(笑)それもロンドンっぽいかな?

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ロンドンの交通機関 への1件のコメント

  1. 通行人 より:

    オイスターカードの名前は、1.価値のあるものが安全なかたちで入っているため、2.ロンドンを流れるテムズ河で牡蠣が捕れるため、3. ことわざ「The world is your oyster (機会は万人に開かれている)」から、ロンドンや地下鉄等とは敢えて直結しないカッコの良いブランディングをするということで選ばれたそうですよ。
    ちなみに、カード導入には、ヒューレット・パッカードの他、富士通も噛んでいます。

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