アーセナルの試合の次の日。早朝5時にはホテルをチェックアウトしてパディントン駅へ。この日は雨。そうそう、ロンドンは雨が多いって聞いてたのに、自分の滞在中雨が降っていたのは、ロンドンを後にするこの日だけ。運がよかったかな。でも、強風には本当にまいった。
パディントン駅前。わずか2日半ぐらいの滞在だったけれど、とってもおもしろくて貴重な経験をたくさんさせてもらったので、ロンドンを離れるのはちと心さびしい。
帰りは、ヒースローエクスプレスでヒースロー空港まで一直線。電車もボーダフォン&ユニオンジャックペイントでかっこいい!最後の最後までロンドンは建物から乗り物までいろんなことがほんとにかっこいい。まあ、そういっても広島の方がロンドンの100倍くらいかっこいいけどね。
ブリティッシュエアウェイズの飛行機に乗るので、ヒースローエクスプレスでそのままヒースロー空港のターミナル5へ。
来るときは写真をとる余裕なんてまったくなかったヒースロー空港。早朝のせいか、空港内も照明はうす暗くて、雰囲気がちょっと怖い。
ターミナル5に着いて、早速、大量においてある自動チェックイン機で飛行機のチェックインを済ませておくことに。やり方はよくわかんなかったけど、eチケットに書いてある番号を入力したり、うんたらかんたらしたら、なぜかチケットが3枚も出てきた(笑)
どうやら、明日の帰りの飛行機のチェックインもいっしょにやってしまったみたいだけれど、まあいいや。細かいことは気にしない。
ヒースロー空港のターミナル5にあるロンドンオリンピックのショップ。ロンドンオリンピックまではあと4~5か月。ロンドンの街は、まだオリンピック一色というムードではなかったけれど、ところどころにオリンピックマークが見えたし、オリンピックのために工事してるという雰囲気がたくさんありました。
自分がロンドンを訪れた1週間後にはサッカー男子のロンドンオリンピック出場が決定。オリンピックのサッカーの決勝戦の会場はウェンブリースタジアム。あのスタジアムで日本代表が試合するのをぜひ見てみたいもんです。
次の行き先は、スペイン、バルセロナ。バルセロナといえば、目的は?自分の場合はもちろんFCバルセロナのスタジアム、カンプノウ!それ以外にはない!こともない(笑)バルセロナと言えば、サグラダファミリアは見てみたいな。
飛行機は時間通りに何事もなくヒースロー空港を離陸。この頃には、広島を出る前には、飛行機怖い、飛行機怖いって思ってたのに、慣れてしまって、逆に楽しくなってきました。
ロンドンを出発した時は天気は雨だったけれど、スペインに近づくにつれて、天気は快晴に。写真は、フランスとスペインの国境の山。ピレネー山脈。
地中海!地中海!街はどこかわかんないけれど、たぶんバルセロナではない。バルセロナはもっと大きいはず。
もう少しで、バルセロナに到着というところで、スペインでの入国審査があることを思い出す。スペイン語なんて、ほとんど勉強してなくて、挨拶と数字しか覚えてない。で、よくよく考えると、イギリスで出国審査してないような・・・・パスポートに、出国のスタンプももらってない。いいの?たぶん、普通にバルセロナ行きの飛行機に乗れてるからいいんでしょう。EU圏内だからかな?
ロンドンのヒースロー空港からバルセロナ空港までは、1時間30分ぐらいで到着。暑い(空港内にあった温度表示を見ると、20℃を超えてました。)・・・けど、空港の段階ですでに周囲の雰囲気が明るい。スペイン!って感じ。
で、なんとかなるでしょと軽く考えてたスペインの入国審査。審査の人にパスポートを渡す。
審査の人 「オラァ!」
自分 「・・・・・・(ん?いきなりオラァ!とは何事!?)」
審査の人 「・・・・・・(スタンプをポンと押す)」
自分 「グ、グラシアス・・・・」
フリーパスでした(笑)オラ!(Hola!)はスペイン語でHellowのようなよく使われる軽い挨拶。知ってはいたけど、日本人の自分にとっては違和感がありまくりです。
入国審査を通ったら、そこは情熱の国、スペイン、バルセロナ!気温も暖かいし、天気もいいし、気持ち的にはさすがに陽気な雰囲気がする。
けれど、スペインはヨーロッパで日本人が犯罪にあう件数がダントツ1位の国。日本で旅行に行く前からうわさは嫌というほどいろいろ聞かされました。
自分がバルセロナで泊まるホテルは、バルセロナ空港から車で30分ぐらいのところにあるサンツ駅上のバルチェロサンツというホテル。カンプノウまでも歩いて30分ぐらいの位置にあるホテルです。さすがに駅は大丈夫でしょ?と思いきや。サンツ駅は日本国指定の注意地域にしっかり入ってる・・・・・。
びびりまくった末にバルセロナ空港からホテルまではタクシーで行くことに。
空港のタクシー乗り場に行くと、案内係りの人が、はいあのタクシーに乗ってと乗客を仕分けしてる。言われるがなすがままに、荷物を預けてタクシーに乗車。
このタクシーがすごくかっこいい。車はセアトのアルテア。日本ではまず見られない車。当然マニュアル仕様で、走りもかなりいい。セアトはフォルクスワーゲングループだから、いろいろと流用してたりするのかな?インパネにカーボンシートを貼ってたりしてる。さすがモータースポーツの本場ヨーロッパ。制限速度80kmのところも時速130kmぐらいでぶっ飛ばす(笑)
タクシーの運ちゃんは、ドルトムントのクロップ監督のそっくりさんで、モータースポーツ好きで、英語も話せる。といってもスペインの母国語はスペイン語なので、英語は片言。自分の英語も片言だから、ちょうどよかったです。片言の英語の方が自分にとってはわかりやすい。
バルセロナ空港からバルチェロサンツホテルまでは、時間は30分ほどで、タクシー料金は、空港送迎料、荷物料、ホテルの駐車場入場料も込みで38ユーロ。ちょっと高い?まあいいや。
サンツ駅とバルチェロサンツホテル。1階と地下が駅舎でその真上にホテルが建ってます。写真はサンツ駅の正面で、ホテルの入口やサンツ駅のタクシー乗り場はこの写真の裏側。黒いボディに黄色のドアの車がバルセロナのタクシー。タクシーは、きちんとホテルの入口まで連れてってくれました。
ホテルについたら、とっととチェックイン。
このホテルの人は、みんな英語がしゃべれるので、チェックインは楽でした。タクシーの運ちゃんもそうだったけれど、スペイン語って発音が英語よりも日本語に近いものがあるから、スペイン人の英語も日本人にとっては聞き取りやすいかなと感じました。チェックインの最後に、
受付のおっちゃん 「おぉ!お前になんか封筒預かってるぞ。」
そう!そのはず。今夜のバルサの試合のチケットは事前にホテルに預けてもらうことにしてた。ちゃんと届いてた。すかさず、隣の受付のお姉さんが、
受付のお姉さん 「あ~。バルサのチケットでしょ~。」
自分 「Si ! (人がいっぱいいるところで、ばらすな!こんにゃろ。)」
スペイン人もイギリス人と同じように、いちいち絡んでくる・・・・まあ、これで無事にチケットもゲット。
このまま部屋でのんびりでもしたいところだったけど、バルセロナの滞在は実は半日くらい。で、時間がないので、さっそくバルセロナの街を偵察に行きました。
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